保存料の種類と安全性!毎日の食卓を守る知識

健康意識が高く、食品の安全に敏感な方にとって、保存料は日々の食生活において避けて通れないトピックです。
保存料といった言葉を耳にすると、多くの方が化学物質を連想し、不安を感じるかもしれません。
この記事では、保存料の基本知識、安全性評価、そして一般的な種類とその使用目的について解説します。

□保存料とは?安全性と利用の背景

1:保存料の定義と科学的評価

保存料は、食品の製造や加工、保存に使用される食品添加物の一種です。
これには調味料、着色料、酸化防止剤などが含まれますが、保存料の主要な目的は、食品の安全性を高めることです。
保存料の使用は、科学的にその有用性が認められ、厚生労働大臣によって承認されたもののみが利用されています。
例えば、豆腐の製造に用いられる「にがり」や、ベーキング製品に欠かせない「ベーキングパウダー」も、このカテゴリに含まれます。

2:保存料の役割と微生物への影響

保存料の主な機能は、「食品中の微生物の増殖を抑えること」です。
微生物が食品内で増殖すると、食品の腐敗や変質を引き起こし、食中毒のリスクを高めます。
保存料はこれらの微生物の増殖を抑制し、食中毒のリスクを低減することで、食品の安全性を保つ役割を果たしています。

□一般的な保存料の種類とその安全基準

1:ソルビン酸とその利用

ソルビン酸は、カビ、細菌、酵母の増殖を抑制するため、幅広い食品に使用されています。
水に溶けやすく、その効果は比較的穏やかですが、食品の安全性を保つ上で欠かせない成分です。
例えば、食肉加工製品やチーズ、つくだ煮などに使用されています。
ソルビン酸の1日摂取許容量(ADI)は50kgの人で1250mgとされており、これは食品安全委員会によって定められた、健康に影響を及ぼさない量です。

2:安息香酸の特性と使用食品

安息香酸は、酸性が強い食品に効果的な保存料で、カビや酵母の増殖を抑えます。
この保存料は、清涼飲料水やマーガリン、しょうゆ、キャビアなどに使用されています。
安息香酸の1日摂取許容量は、50kgの人で250mgと設定されており、鼻炎や皮膚のアレルギー症状のリスクは認識されていますが、摂取許容量内であれば安全です。

3:プロピオン酸の効果と使用範囲

プロピオン酸は、パン生地や発酵食品に含まれる保存料で、カビや耐熱性細菌の繁殖を抑えますが、発酵を促す酵母には影響が少ないとされています。
1日摂取許容量は特に制限されておらず、みそ、しょう油、パン、ぶどう酒、チーズなどに使用されています。

□まとめ

この記事では、保存料の基本知識、安全性評価、そして一般的な保存料の種類とその使用目的について解説しました。
食品の安全性に対する理解を深めることで、より健康的で安心な食生活を送れます。

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